高齢出産母ちゃんの思いつき日記

Yahoo!ブログより、お引っ越ししてきました。

朝がきて電話する

生まれる前日の夜明け前に、とうとう「おしるし」がきた。
まんじりともしない中、まだ時間が時間だったため、とりあえず布団に戻り
横になる。でも、気になって全然寝られやしない。
それに、なんだかお腹が痛い。まちがいなくこれが陣痛の始まりなんだろう。

実家にいた私は、朝の早い母に一応報告し、様子をみる。
本には、
おしるしがあっても、すぐにお産が始まるとは限らない。
おしるしから1週間以上経ってお産に至る場合もある。』
と記載されていて、
「おいおい!ここからさらにそんなに待つこともあるわけ?!」と少々落胆した。
だって、もうお腹は重くて苦しくて、とてもありえないと感じていたから。

ようやく朝がきて、病院に速攻電話をする。
ところが返事はとっても淡泊なもので、
おしるしがきてもすぐには生まれないですよ。
陣痛が10分感覚くらいなったら、また電話してください。」とのこと。
しかも初産だと言ったら、「今日明日中には生まれないでしょう」とまで言われた。
「ほんとかよ?!」、どう考えても今日明日中に生まれそうな気がしてならない私。
そう、本人が一番よくわかる。実際、娘はこの電話から19時間後には生まれたのだから!

初産だと、確かに生まれるまで時間がかかることが多いらしい。
なので、そんなにあわててきても病院側もとんだお荷物を背負い込むだけなので、
できるだけ生まれる間際に来て欲しいという気持ちもわからなくもない。
でも、初産だからこそ不安でいっぱいなのだ~~!!
しかもお腹はどんどん痛くなるし。

ただ、その頃はまだ20~30分間隔で、ずき~~っと痛くなった。
痛みの感じは・・・う~~ん、この時は生理痛の痛みを10倍くらいにした感じだったかな。
痛いときはとてもじゃないけど、動いてはいられなかった。
でも、不思議、5分くらい痛むと、すうっと楽になるのだ。
ずっとずきずき痛いわけではないの。
きっと、赤ちゃんがずっと痛かったらかわいそうだからって、
お母さんをいたわってくれてるようなそんな感じ。
でも、人生30ウン年生きてて、こんなに痛い思いは確かにしたことないかも・・・と
いう痛みであった・・・。
心の中で「今だけ、今だけ、一生続くわけじゃない・・・」と、ぶつくさいいながら
横になって出産の本を読み返していた私。