高齢出産母ちゃんの思いつき日記

Yahoo!ブログより、お引っ越ししてきました。

特定秘密保護法案 が成立したら・・・

今日、新聞を見たら
自民党が法案成立させようとしている特定秘密保護法案」のことが載っていた。
この法案は、ちょっとやばそう・・・と個人的には思っていたけれど、
実際のところ一般庶民には関係ないのではと・・・あまり大きく取り上げられていない気がする。
 
でも、知らないうちに大変な法案が通っているのは、これまでもいっぱいあったから、
やっぱり、みんな(国民)でちゃんと見ていかないとならないって気がするこの頃。
 
もし、この法案が成立したら、「市民生活にどんな影響があるのか」
三木正俊弁護士が事例を出して説明していた。
 
ケース①「特定秘密の漏えい教唆」~酒席の話のはずが・・・
重機メーカーに勤めるAさん(38)は、高校時代の親友二人と飲みに行った際、
防衛省から受注した新型ヘリコプターの製造に関わっていることを話した。
それ自体は秘密に当たらないが、親友が「こが新型なのか教えてよ。」と興味本位に聞いてきたので、
「それは公にできないので、話せない。」と断った。
2ヶ月後。
どこから話が漏れたのか、Aさんは突然、飲み会の様子について警察から聴取され、
まもなく親友二人は特定秘密の漏えいの教唆(そそのかし)の罪で逮捕された。
 
ケース②「特定秘密取扱者の適正評価」~妻の過去まで申告?
Cさん(35)は、国家公務員。ある日、上司から
「特定秘密を取り扱う部署に配属になる。前提として、適正評価を受けてくれないか。」
と言われた。
出世の近道であると考えて即座に同意し、家に帰って妻も対象になると伝えた。
妻は当初渋っていたが、学生時代にサークルの友人たちとふざけて大麻を吸って逮捕されたがあると
Cさんに告白、そのことも含めて勤め先に申告すると、適正評価の結果は不適格だった。
 
三木弁護士は、「この法案が成立すると市民社会で相互監視が強まり、「物言えば唇寒し」といった
密告社会を生みかねない。家族や友人同士で気軽に本音の話もできなくなることを危惧します。
機密情報を漏出させないために、刑罰をもって取り締まることは大きな問題です。
国などは保有する情報を一方的に「特定秘密」に指定しますが、どの情報が該当するのか
一般市民にはわかりません。
このため日常生活の中で機密情報の一端に触れてしまうということがあり得るからです。」(以下略)
 
と書かれていた。
 
まるで、江戸時代の五人組みたい・・・
 
ちょっとした雑談や、愚痴なども言えない状況になるってことだわ。
 
そのうち、国や政府なんかを批判するようなことを雑談ででも言ったら、「非国民!!」って言われて、
戦中の日本みたいになるんじゃない?
 
この間、「はだしのゲン」の閲覧制限についていろいろあったけれど、「一部の偏った考えの声高の人」の
言ったことが通る社会は、かなり危険な域に入ってきているように思っていたので、
今回この閲覧制限について、みんな(国民)が
「おかしい!!」という異議を唱えた人たちが多くて正直ホッとしたんだよね。
 
この法案についても、ネット上でも周りでも、もっとみんなで考えた方がいいと思う。
他にも知らない間に通ってしまっている法案は、たっくさんあるから、ちゃんと見たり読んだりした方がいい。
憲法改正案もね。