共謀罪で思うこと
犯罪を計画段階で処罰する趣旨を盛り込んだ「組織犯罪処罰法改正」について、
とてもこわく感じている私だけれど、皆はなにも感じていないのだろうか?
「自分は(一般人で)そんなことありえないから、関係ない。」
「テロなんて自分がするわけないし、そういう計画をしている悪い人たちの計画や集団は、
事が起きる前に捕まえるべき!」
・・・善良な方々は、そんなふうに思っているかもしれないけれど、
これまでも、説明とは違う解釈で
いろいろなことが、強行されてきたことを忘れないほうがよいと思う。
市民団体や一般の人には関係ないと説明していても、言葉だけではなく、
きちんと共謀罪になるべき対象の犯罪を絞り、それらについてのみ施行されるとか、
きちんとしておかないと、恐ろしいことになると私はほんとに感じている・・。
この「治安維持法」も最初の頃からどんどん解釈や改正がなされ、
実際に警察に捕まった人は拷問されたり、命を落としているのだから。
北海道でいえば、小林多喜二氏がこの事例にぴったりで、今日の新聞を読むと
警察に呼び出され取り調べを受けた人もいると知り、
間違いなく、取り締まりの対象が拡大していったことが歴史に残っているのだ。
当の小林多喜二氏は、警察に拷問され殺されて家に戻ってきた。
絶対に「共謀罪」が成立されれば、そのうち一般国民の知らないうちに
どんどん改正され、解釈も変わり、
私たちの思想や自由を抑圧する物に変わると確信している。
「無関心は、最大の悪」と言う言葉があるけれど、本気で一人一人が
考えていき、おかしいことはおかしいと声を上げていかないと、
声もあげられなくなってしまうかも・・・。
そして、こんなことをブログにも書いていたら、大変になるかもしれない・・・。