阪急電車 ～有川 浩さん
久しぶりに読んだ小説･･･（文庫）です。
４月に映画化したようですが、たぶん本で読んだ方がいいなってお話です。
それぞれのイメージを創って、わくわくしたほうがいいなって感じです。
出てくる人たちは、みんな基本「いい人」たちです。
そして、日常のほんのささやかな思いが、電車に乗り合わせている人同士を結びつけているって感じの
偶然が偶然を呼ぶって感じのお話です。
出てくるのは、
本好きの図書館通いの青年と、いつも図書館で出会う気になる彼女。
結婚準備までしていた彼氏を後輩に寝取られ、彼らの披露宴で仇を討つOL。
孫連れの犬を飼いたい夫に先立たれたマダム。
彼氏にDVされてる女子大生。
パンク風だけど、実は自衛隊オタクな大学生と名字がとっても重い同じ大学に通う女の子。
それぞれ袖すり合うも多生の縁って感じで、物語が展開していって、
十代（中高生）くらいの頃の純な気持ちに戻ったように楽しく、一日で一気読みしました。
なんだか懐かしいピュアな頃の自分を思い出すような話でした
有川 浩さん、男の人かなと思ったら、浩は「ひろ」と読むんですね～。
テレビドラマになった「フリーター家を買う」の原作者だったのも、全然知りませんでした。
でも、他の作品も読んでみたくなりました。
それから、氷室冴子さんのジャパネスクシリーズ。（・・・古い？）
それと、新井素子さんもよく読んだなぁ・・・。
今の中学生は、この有川 浩さんあたりに、はまっているのかなぁ？
・・・なんて思うほど、若い気持ちに戻れるお話でした。
